Before (改善前)

ロジウムメッキは耐食性が良く、硬く、銀白色をしているメッキになります。ロジウムはその色合いや硬さからジュエリー用途に使用されたり、摺動や摩耗に対する強さから、電子部品の接点部分によく使われています。しかし、ロジウムは高価です。

V

After (改善後)

ルテニウムメッキに変更することで、同等の接点特性を持ちつつ他の白金族メッキよりも安価に加工することが可能になります。ルテニウムメッキはやや深みのある銀色をしています。

POINT(要約)

ルテニウムはその特性が明らかになっていない部分があり、活用が遅れてきましたが、ルテニウムメッキ膜はその硬度、耐摩耗性、接触抵抗の良さを評価されるようになり、他の白金族メッキに替わりリードスイッチ等のコネクター等に利用が始まっています。ルテニウムは白金族元素であることから、他の白金族のもつ特性(触媒特性、電気特性等)に互換性があり、また他の白金族よりも安価であることから今後、活用の展開が期待されています。