Before (改善前)

制御盤内や電気製品内部に設置されることのある端子の接点部分へのメッキは、スズメッキが多用されます。この接点部分へ無光沢スズメッキを使用した場合、頻繁に脱着すると、表面に擦り傷が出ることがあります。これは、無光沢スズメッキを加工した表面の滑り性や耐磨耗性が悪く、脱着性の劣化や表面外観に問題をきたしているからです。

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After (改善後)

光沢スズメッキは、無光沢スズメッキと比較して、表面の滑らかさや、硬さが増すため、滑り性や耐磨耗性が優れています。端子接点部分は、ビスの締結時に強い力で金属がすれるため、滑り制や耐摩耗性の向上は、機械部品の機能として最適です。また、製品の見た目においても、光沢表面の為、キズが目立ちにくくなります。

POINT(要約)

現在、スズメッキはコネクター等の接点に多く利用されています。圧着端子などは延展性に優れた無光沢スズメッキが多用されますが、繰り返し脱着するような接点端子には滑り性の問題などから無光沢スズメッキはあまり使用されません。しかし、接点端子に光沢スズメッキを使用すると、表面の滑らかさと硬さが増すため、接点端子に関しては有効な選択になります。このように同じスズメッキでも用途に合わせたものを選択する事で、製品の品質を向上させる事が出来ます。