Before (改善前)

上図のように製品の穴径が小さい場合、メッキ前の洗浄工程後においても穴の先端 ( 奥 ) 部分に切削・プレス等の工作油や汚れが残り易くなります。汚れや工作油が残っている箇所は、洗浄不良となり、メッキのムラができやすく、仕上がり時の不具合が多くなります。メッキ不足や不具合による製品の歩留まり率の悪化が発生し、コスト高となります。
V
After (改善後)

上図のように可能な限り穴径を大きくし、穴の縁と底に大きくアールを付けることで洗浄液の回りが良くなり、切削・プレス等の工作油や汚れをしっかりと除去することが可能となります。メッキ前の洗浄により、汚れや工作油をしっかりと除去することで、メッキムラの発生を抑えることができ、歩留まり率が改善するため製品コスト低減を図ることが可能となります。