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メッキの表面観察には、走査型電子顕微鏡を用いています。この装置は低加速電圧での高倍率観察が可能で、高分解能であることに加え、焦点深度が深く広範囲に焦点の合った立体的な像を得ることができます。
主にメッキ皮膜の表面及び断面、メッキを施す材料の破断面観察、微小領域での局所分析などに用いています。
材料の表面形態観察を数倍から数万倍の範囲で観察できます。
光学顕微鏡に比べて焦点深度が深いので、凹凸のある試料でも観察が可能です。
走査型電子顕微鏡に付属のEDSにより元素分析が可能ですので、付着物や変色部分などトラブルシューティングにおいても威力を発揮します。
その他、デジタルマイクロスコープは低倍率(0~200倍)からの試料観察に用い、表面観察する目的に合わせて使い分けします。
メッキ.comでは、多数の経験と実績がありますので、メッキ後の表面観察及び各種メッキなどの案件でお困りの方はメッキ.com担当者までご連絡下さい。