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バイポーラ現象とは、陰極に接していない製品が電池反応によって、局部的に製品が溶解してしまうことを言います。特にバレルメッキではこの現象が起こりやすく、処理槽にバレルが投入された直後に、一部の製品が浮遊して起きることがあります。例えば、缶やケース形状のような、内部に空気が溜まりやすい形状の場合、浮遊しやすく、バイポーラ現象が発生しやすくなります。この状態のままメッキ加工を行うと、メッキ不良が発生してしまいます。
メッキ.comでは、バレルメッキにおけるメッキ浴中のワークの浮遊対策として、様々な対応を実施しております。例えば、製品を強制的に処理液中へ沈めるバレル構造になっており、製品内部に溜まった空気が抜けるようになっています。また、製品への過電流防止策として、メッキ電流をプログラムによって自動的にコントロールする設備になっています。
メッキ.comでは、様々な対策によって、バイポーラ現象が起きないように対策しています。バレルメッキに関して、多数の経験と実績が御座いますので、お困りの方は担当者までご連絡下さい。