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センサーは、生産工場の様々な現場で使用されています。製紙工場の漂泊工程、一部の食品工場(卵を使用するなど)の腐食ガスの発生する現場など、過酷な環境下で使用される場合、金属部品により高い耐食性能を求められます。また、生産ラインの自動化を目的とするセンサーは、インラインで使用される場合、一度設置されると長期間にわたってメンテナンスが難しい場合もあり、センサー本体とその固定具、固定方法に高い信頼性が必要です。

そのようなセンサーでは本体ケース・キャップやブラケット・取付金具のような部品に於いても、耐食性向上のため、SUS304やSUS316などの材質も多く使用されています。

スポット溶接は、電気抵抗による発熱を利用する溶接ですので、銅や銀のように電気の良導体よりも、ある程度の電気抵抗がある(電気伝導率が低い)金属の方が溶接に適しております。

また、溶接する部分の熱が、すぐ逃げてしまう(熱伝導率が高い)ようでは、金属を溶かすことができず溶接は困難です。

従って、共に適度な値を有するニッケルはスポット溶接しやすい金属と言えます。

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