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接点部品と言う事であれば特性的にバネ性・反復性などが求められていると考えられます。
材質の選定としては、銅・銅合金系では代表的なベリリウム銅(C1700 C1720))・リン青銅(C5210)・洋白(C7701)、又は、オーステナイト系ステンレス(SUS301-CSP SUS304-CSP)が一般的であると思われます。
しかしながら、強固な酸化被膜を持つベリリウム銅及びステンレスへメッキ処理を行うには密着性に置いて課題の多い材質となっております。
ベリリウム銅はプレスやプレス後の2次工程で焼き入れ処理しバネ性を向上させている事が多い為、その際に素材表面に強固なスケールが形成します。
ステンレス表面には自然に形成される強固な酸化被膜が生成しており、種類によっては酸化被膜の生成も異なる為、処理方法にも変更が必要です。
接点部品として、ベリリウム銅及びステンレスを選定した場合、スケール又は酸化被膜の除去を確実に行わなければ良好な密着性は得られません。
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