油と脱脂の相性で不良発生!?
相性が悪いことを水と油という様に例えることがあります。
メッキ処理液は水溶液です。つまり、水が入っています。プレス油や切削油などの油が製品に付着したままでは、お互いが相容れず、メッキ不良が起きてしまいます。ですから、メッキ工程の始めには脱脂工程があります。脱脂工程ではメッキ前の製品に付着した汚れやプレス油、切削油などの加工油等を除去します。
プレス油や切削油には、成分や粘度など様々なものがあります。油分を除去する脱脂工程ですが、脱脂処理液と油の間にも相性が存在します。相性が悪いと適切に脱脂処理をすることできず、メッキ不良に繋がってしまいます。
メッキ.comではそのようなことが起きないように、脱脂性試験を実施しております。
脱脂性試験
メッキ.comでは脱脂性の評価を実施しております。
脱脂性試験を通じて、お客様が使用されているプレス油や切削油などの加工油と当社の脱脂処理液との相性をテストし、適切に除去できるかどうかを確認しています。
これにより、製品の脱脂処理を適切に行い、メッキの密着不良などの製品不良を防ぐことを目指しています。
まとめ
メッキをする上で、脱脂工程は非常に重要な工程であり、適切に処理ができなければ、製品不良に繋がってしまいます。メッキ.comでは脱脂性試験により当社の標準工程における脱脂性を評価します。
標準工程での脱脂性が良くない場合でも、当社で保有しているその他の様々な脱脂液や手法により脱脂処理できることが十分にあります。
脱脂工程とメッキについて詳しくは、メッキ.comまでお問い合わせください。
メッキの様々な不良について紹介しています。