装飾性と機能性を兼ね備えたメッキ
メッキは目的別に装飾メッキと機能メッキに分類されます。
メッキを施すことで、製品価値を高めます。
製品の見た目や使用感を向上させることは、お客様満足度へ大きく貢献することになります。
装飾メッキ
装飾メッキは製品に意匠性を与え、製品に見た目の美しさを付与します。
見た目の美しさは製品価値を高め、お客様の購買意欲を向上させることに繋がります。
装飾性メッキの代表例としては金メッキがあります。
製品に金メッキを施すことで、高級な印象を与えることが出来ます。
お客様の中には金メッキを“金色の塗装の様なもの”と誤解されていることがありますが、
金メッキは金属の“金”をメッキ技術により施したものです。
機能メッキ
機能メッキは製品に耐食性や耐摩耗性などの機械的な性能を付与します。
メッキにはさまざまな機能メッキが存在し、目的に応じた機能メッキを付与することで、
製品への特性付与や耐久性を向上させ、製品価値を高めることが出来ます。
各種メッキの機能性については ➡ コチラ
機能メッキの代表的な例としては亜鉛メッキがあります。
亜鉛メッキは鉄材にメッキすることにより強い耐食性を示し、母材を錆から守ることが出来ます。
ボルトやナットに亜鉛メッキされた製品も多く、建築材料などで幅広く利用されています。
装飾性と機能性を兼ね備えたメッキ
メッキでは装飾メッキと機能メッキに大別されると言いましたが、
実際には装飾性、機能性どちらも同じメッキで付与することが出来ます。
例えば、鉄製品へのニッケルメッキでは光沢ニッケルメッキを施すことで、
金属光沢の装飾性とニッケル耐食性の機能性、両方の性能を付与することが出来ます。
まとめ
装飾性と機能性どちらかに秀でた特殊なメッキは存在しますが、
基本的にメッキでは装飾性と機能性の両方を兼ね備えたメッキを提供しています。
詳しくはメッキ.comまでお問い合わせください。
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メッキの外観と物性はバランスが重要です。偏った性能は他方の性能を低下させてしまうことがあります。メッキの外観と物性について解説しています。 |
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