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無電解ニッケルメッキには、広く使用されている無電解ニッケル―リンメッキがあります。
同じ無電解ニッケル―リンメッキにおきましても、メッキ被膜中のリンの含有量により、その物性に違いが出てきます。
リン含有量の違いで、低リン型(1~4%含有)、中リン型(4~10%含有)、高リン型(10~15%含有)と分けられて呼ばれています。
物性の違いが、なぜ出るかと言えば、リンの含有量によって、被膜構造が変わる為です。
低リン型は、結晶質の構造であり、磁性があります。高リン型は、アモルファスと呼ばれる非晶質構造をしており、磁性がありません。但し、高リン型や中リン型は熱処理を施すことにより、磁性を付加することも可能です。
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