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一番の解決法はラックメッキへの変更ですが、生産能力低下やラック掛け作業によるコストアップ。又、形状的に引っ掛け部分の有無や、引っ掛け部分がない場合に張り治具を使用した際の治具痕の問題等、採算面・品質面で問題も多くあります。
バレルメッキでの対策案としてはダミーを利用してメッキ処理する方法があります。
ワークと一緒にダミー(異形状品)を混ぜてメッキ処理する事で、板状のワーク同士の重なりを解す役割を行い、ワーク同士の重なり不良が軽減出来ます。
しかし、デメリットも含んでおります。
①ダミーを混ぜる事でワーク投入量が減ってしまい生産能力が若干低下する
②ダミー形状によってはワークと思わぬ絡み方をする事がありダミーの選定が難しい
③メッキ処理後、ワークとダミーを選別する手間がある
メッキ.comでは、長年の経験からワークとダミーの最適投入量比率や、ワークに対するダミーの選定方法、さまざまな形状に対応する事が出来る数種類のダミーを保有しております。
バレルメッキで重なり不良でお困りの方はメッキ.com担当者までご連絡下さい。