Before (改善前)
電気ニッケルメッキ製品を抵抗溶接する場合には、外観の光沢度が高いほど、電気接触抵抗が高くなる傾向があります。電気接触抵抗が高い場合、電流設定値を上げる必要がありますが、電流設定値を上げると、背反として溶接不具合を起こすケースが多くなります。そのため、メッキ処理による歩留まりが悪化し、製品コストアップとなってしまう傾向にあります。
V
After (改善後)
電気ニッケルメッキにおいては、製品外観上問題が無ければ、メッキ光沢を下げることで電気接触抵抗も低くなり、電流設定値を下げることができるため、接着不具合を低減することができます。外観上許容される範囲内では、メッキ処理の歩留まりを考慮した設計を行うことが重要です。